
今回は、洒落怖の殿堂入りした『裏S区』を紹介します。
私が『裏S区』の話を知ったのは、怖い話まとめchの『とんでもなく闇深な家庭が見つかってしまう...【短編3話】』をYouTubeアプリで観ていた時にコメント欄で『裏S区』について言及されていたのを見たからです。
裏S区
元ネタのスレは見付かりませんでしたが、それを纏めた恐怖の泉の『2chの怖い話「裏S区」』を見付けました。
「部落に関する体験談」として貴重な資料であり民俗学的な面白さは有りますが、ネット怪談のエンタメ性は皆無。
被差別部落に縁が無く、九州に住んだ事どころか観光でも行った事が無い私にはピンと来なくて全く共感が出来ませんでした。
【怪談】裏S区【朗読】/怖い話 怪談 朗読
「裏S区」と「裏日本」
私には、『裏S区』本編より、「裏S区」というタイトルや、『裏S区』の続編や番外編、二次創作、考察の方が興味深くて面白いです。
この項と次の項では、『裏S区』というタイトルについて感想を書きます。
「裏S区」という言葉を聞いて連想したのは「裏日本」でした。
私が「裏日本」という語から「北日本の寂れた地方都市の鄙びた繁華街」の様な、誰からも振り返られる事は無く、人によっては覗いてはいけない感情に駆られる物を思い浮かべました。何処となく湿り気が有り、昭和の純文学によく出て来そうです。
「裏日本」という語の意味をで検索してみたら
「裏日本(うらにほん)」とは、本州の日本海側(北陸、山陰、東北の日本海側など)を指す歴史的な呼称です。太平洋側の「表日本」に対し、20世紀初頭から発展の遅れや経済的な従属関係を背景に定着しましたが、現在は差別的・侮蔑的な響きを持つため使用が忌避され、一般的に「日本海側」と表現されます。
詳細な解説は以下の通りです。
定義・地理的範囲: 本州を太平洋側(表日本)と日本海側(裏日本)に分けた場合、後者を指します。歴史的背景: 明治時代から昭和にかけて、産業発展が遅れていた日本海側を指す言葉として浸透しました。
呼称の変化: 1960年代末頃から、新潟県などからの苦情を受け、メディアや教科書では使用が控えられています。
現代の表現: 現在は「日本海側地域」「北陸地方」「山陰地方」などが使用されます。現在はネガティブな文脈で使用されることはほとんどなく、地理・歴史上の用語として扱われています。
上の「裏日本」に記されている東北の日本海側の山形県庄内地方にいる私には、「裏日本」という語がしっくり来ました。
S区
『裏S区』の元ネタを書いた方は、実話みたいなので具体的な場所を特定されない様に配慮して「S区」とぼかしたのでしょうが、私は違う印象を持ちました。
「S区」という語からは、「S」とアルファベットで表記されているからか何だか無機質な感じがしました。
ここから「SCP」を連想したのは私だけでしょうか?
SCPは「人の理解や能力を超えた異常な存在」を題材にした、インターネット上の共同創作コミュニティです。
異常存在SCPの危険から人々を守る秘密組織「SCP財団」の「報告書」という形式で、世界中の人々が投稿し続けている、いわば創作版の都市伝説集ともいえるものです。
SCPとはSpecial Containment Procedures(特別収容プロトコル)の略。自然法則に反した異常な物品・生物・現象・場所などのことです。
SCP財団は、SCPを「確保 (Secure)、収容 (Contain)、保護 (Protect)」して人々の目から遠ざけ、安全に暮らせるようにすることを目的としています。
集英社オンラインの世界中で話題沸騰!ネットから始まり、都市伝説のように広がった中毒者続出ホラー「SCP」って、一体なに?より引用
続編や番外編、二次創作、考察の紹介は次回にします。そちらも読んで頂けましたら嬉しいです。
アイキャッチの写真はこちらを使用しました。